2013/4.14 「あなたとわたしの2」円盤レコード寄席 基本編


はじまるど〜ン!
夕方6じごろの風景

かすかに人気が出てきたおどけもの

最前列でおどけものをみる田口さん
開演前からずっとここに座っていました

レコード寄席開始!
宮崎の知られざる音楽をきけたど☆

昼間現地調達した田口さんのレコード

レコードがかかるとみんなうつむいて
レコードの音に耳を澄ます
ナイスマナー。びびった!

しゅうりょう〜!
ピカピカピカ♡



4.14
とうとう田口さんが宮崎に来る日がやってきた。

多分、8年まえぐらいだったとおもう。
高円寺にある「円盤」という店のことを知ったのは。
きっかけは多分、大好きなラッパー"ECD"が円盤を通じて
自主制作で作品をリリースしていたことだったことかも。
そこから、円盤に興味を持ち出した。

今年開店10周年を迎える円盤は、
いつもきいたことないフレッシュな音楽を提供してくれる。
円盤から知ったすごい音楽は、数えきれないほどある。
いつも買い物して家でCD広げて聞くたんび、いつもいい知れないような充実感がある。
そう、いつもそうなんだ。
円盤はスタンスを変えないで良いと思えるようなものを
ずっと売ってたり、
ほぼ毎日店でイベントをしてたりする。それを10年間。
(そのイベントは埋め合わせのようなものではなく、
いつも興味深く、毎日いきたくなるようなものばかり)
風に吹かれても雨に打たれても、
決してひるがえらずそこにただある「石」のような店だ。
そんな「石」のような店になるためには屈強な「意思」が必要だとおもう。
ここまで強い「意思」を持つ人に、なかなかくにやはあったことがない。
それが円盤店主の田口さんだ。
その田口さんが宮崎にやってくる。
たまらなく興奮した!

事前におどけもののふたりとこの日はイベントを無理に盛り上げることをしないで
とにかく落ち着いて、まず演奏に集中しようと話し合った。
強靭な意思を持つ人に対して自分と向かい、しっかりと構える演奏。
今思えばそんな田口さんに対するひとつのアンサーだったかも知れない。
転換中のBGMも静かに夜の田んぼの音を用意した。

開演。
一番手、おどけもの。
ふたりの演奏はこれまでにないくらい
しっかりとした演奏だった。
こんなに余裕ある感じを観たのは久しぶりだ。
最後の曲「おこられた」はふたりの真骨頂ともいえる曲。
大好き♡
そうそう、後日きいた話で
この日、おどけものを目当てで来たお客さんがいたらしい。
最近ファンになった人だそうだ。
うれしかった。
こういう人はたぶん、ほんとのファンだ。
友達や身内じゃないのがすごい。新規のひと。
良かった!
がんばれおどけもん☆

つづいてくにや
目の前のよこに田口さんがおる。
緊張しちゃった…
振り切ろうて思ってまっすぐまっすぐ向いて歌った。

そう、最近音楽に対してすけべな気持ちがダイブ薄れてきた。
好きな人や尊敬する人に気に入られたいとか想う気持ち、
結構ていうかめちゃあったけど、
恥ずかしくなってきてもう捨てちゃおうて思ってきた。
まっすぐに空に放り投げる感じで歌えたらなあて思う。
縁があればどこかでまた結ばれる。
くにやはくにやの音楽をするしかない。
楽しいもん。うーん
もっとライブがしてえし満足してエ!まあいいや。

ここで二組のライブが終了
よいよ田口さんのレコード寄席。
持参したかわいいポータブルレコーダーに
色んなレコードをのせてかける。

セールス、売るための目的ではなかった
どこかの夫婦の一点物の結婚記念レコードや
小学校のリコーダー合唱団(これがすばらしい内容!)やら
その人の趣味で作ったようなレコードをたくさんきいた。
ふだん見落としたり、見過ごしてしまった
そんなレコードばかり。

そう、田口さんのすごいところは
その道と世界を一人で切り開いているところだ。
ゴミのように売られてたり、捨てられていたレコードに
注目するなんてなかなか出来やしない。
ふつう、珍盤奇盤とかいってレコード屋が高い値札つけて
それを目安にこれは珍しい!良い!とかいって買うけど、
つねに田口さんは自分の目のフィルターを通しているように感じる。
「骨折映画館」という田口さんの冊子があるけど
それも前知識とか一切いれずに、自分の感想だけで
映画を紹介している。その視点がいちいちおもしろい!
あの人が言ったからおれもそう思うとかじゃなく、
自然に涌き上がるような自分の感想を大事にしている。

そう、スケベなところがないんだ。
誤解を恐れずに、物事をまっすぐ正直にみる。勇気がいることだ。
そんな田口さんのスタイルにずっと惹かれている。

終演後、田口さんにまだそんなレコードてあるんですか?てきいたら
まだまだあるよーっておっしゃった。
過去のものって終わってるし
その量も限りがあるんだろなあて思ってたから
ビックリ!
どんだけ広い世界なのだろう?
や、そんなに広くなくてそんなレコードがパンパンにある世界かも。
まるで宇宙やなと思った。
田口さんはそんな星のレコードを一つずつ
丁寧に拾い集めるてるように感じた。

明るい場所やないからね。ほんと探してるとこ。
荒野の砂漠みたいなとこやじ。
だってその後ろ姿みたもん。ハードオフで。
壁際で無造作にレコードが箱に放り込まれてるところ。
かぎりなくジャンク扱いのコーナー。
まじ西部の砂金を掘り出してるような人に見えたじ。

そんなこんなで終了!

で、また田口さん宮崎きてくれるておっしゃいました!
うれしい☆☆

そう、あとお客さんみなさんのライブ演奏やレコードを
しっかりときいてくれてる姿が良いと感じました。
ありがたかったです。
次回のあなたとわたしのレコード寄席をお楽しみに!
つぎは何編かな??

今回は、色んなところにいって
チラシを置いて回りました。
協力してくれたみなさんに感謝します。
あとなかまたちへ。

またおあいしましょー♡
 
くにや

2013 4/14 日曜日「あなたとわたしの2 円盤レコード寄席」
LIVE HOUSE ぱーく
・田口史人 円盤レコード寄席
・おどけもの